この記事では、リンキン・パークの名曲「What I’ve Done(ワットアイブダン)を聞いた感想と考察、プチ豆知識についてまとめている。
リンキン・パークの中でも取り分け人気な曲What I’ve Done。
歌詞がとても奥深いのだが、多くの人英語が苦手な人にとっては、どんな魅力があるのか分からないと思うので、まずは歌詞を和訳で見ていこう。
What I’ve Doneの歌詞和訳
この別れに血は流れない
アリバイもない
俺が自ら後悔を招いたから
千の嘘という事実から
だから慈悲を
そして消し去ってくれ
俺がやってしまったことを
自分自身と向き合う
今の俺を抹消するため
俺自身を消して
俺のしたことを手放すために
終わりにしてくれ
君が思い描いた俺の姿を
俺がこの義務を放棄する間に
迷いながらもこの手で
やってしまったことのために
再び始める
だからどんな苦痛が訪れようともこれは今日で終わる
What I’ve Doneの豆知識
上記のような歌詞になっているのだが、YouTubeのPVを初めて見たときに、過去の歴史を振り返って戦争という人類の過ちをリンキン・パークが自ら人類の代わりに誤っているのかと思った。
しかし、リンキン・パークのアルバム「ミニッツ トゥ ミッドナイト」に付属されている冊子によるとこう書かれている。(一部抜粋)
『アルバムの中でも最後の方にできた楽曲でこの曲の歌詞は、自由、芸術、そして死のメタファーなど、様々な事象について語るものとして意図されている。』
つまり、戦争だけでなく、フリーダムからデザインに至るまで網羅的に意図されていることになる。
これを頭に入れてもう一度歌詞を読み返して欲しいのだが、奥が深すぎて、リンキン・パーク本人たちに直接聞かなければ本当の意味での理解はできないかもしれない。
ただ、チェスターが悔いを償うかのように歌い上げている姿がとても印象的だ。
LINKIN PARKのWhat I’ve Doneの感想
What I’ve Doneを直訳すると自分がしてしまったこと。
自分がしてしまったことに対してそれが酷く残酷なことであればあるほど、罪の意識は大きい。
人間というのは歴史的に見て、幾度となく罪を冒してきた。
それは一人一人の問題ではないが、人類全体として同じ種族を戦争で殺しあったり、奴隷などの扱いにしたり、物心ついた人からしたら決して笑えるようなレベルではないことだ。
リンキン・パークが歌っているWhat I’ve Doneは事象について語られている。
そして、その中には間違いなく歴史からみた人類の過ちというテーマも含まれているだろう。
僕はこれを聞いて、リンキン・パークという存在は本当に奥が深いなと感じた。
そして、ますます彼らをリスペクトすると共に、いちファンとして熱狂的な信者になりそうだ。
人生には様々な苦悩が待ち受けている。
人に傷つけられることもあれば、人ではなく運命にはらわたをえぐられることもある。
それと同時に自分も過ちをおかしてしまうんだ。
人間だから。
人間だから仕方がないとは言えないが、仕方がないという他ない。
あなたもきっと、人に迷惑をかけたり、取り返しのつかないことをしてしまった経験があるのではないだろうか?
リンキン・パークのWhat I’ve Doneを聞いていると、僕は僕の過去の過ちを思い返してしまうときがある。
そして、感情的になってしまう。
ボーカルのチェスターの歌声がシンプルに胸に突き刺さるのが原因かもしれないが、What I’ve Doneという芸術的な名曲がそうさせてるんだろう。
だから、犯した過ちを過去の遺物にするのではなく、過ちをおかしたことに対して真摯に向き合っていけたら、
そのとき初めてWhat I’ve Doneの真意が分かるかもしれない。
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