この記事では、話題の映画「アリー スター誕生」を観た感想と評価をまとめています。
ネタバレしないように気をつけて書きました。
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映画「アリー スター誕生」を観た感想
感情が激昂する映画だった
アリー スター誕生を観て、こんなにも激昂(感情が高ぶる)するなんて思いもしませんでした。
鳥肌なんてしょうもないと感じるくらいの、感情の荒ぶりです。
映画を観終わってからどうしてあれほどの感情の高ぶりを経験したのか考えました。
まず「アリー スター誕生」はミュージカル映画であることが特徴です。ミュージカル映画と聞くと、主演の方が楽しく軽快に歌い上げるシーンを想像するかもしれませんが、この映画は違います。
音楽、ライブ系のアーティスティックなものが映画中で表現されているんですね。
だから物語の最中に勝手に音楽がかかってきて、役者が歌い出すようなことはなかったです。
役者が歌うのは、人間的なときで、例えば感情が激しく高まったときにアカペラで歌ったりライブで圧倒的な歌唱力を見せてくれます。
日本においてはミュージカル映画と表すより音楽映画と表すほうがふさわしいような映画です。(もちろん意味上ではミュージカルの方が正しいです。)
感動なんてもんじゃない
感情の高ぶりだけでなく、感動するシーンもありました。感情が高ぶっているため、無防備な僕の心は守るすべもなく、
ぐさりと刺さるような感動シーンがいくつもありましたよ。
まずは、アリー。この女性は圧倒的な歌唱力を持ち、才能を持っているにもかかわらず、アーティストとして羽ばたけないでいるのですが、
映画の中で二番目に重要な人物「ジャクソン・メイン(ジャック)」と出会ってから人生が変わり始めます。
「アリースター誕生」は一見、アリー(レディーガガ)だけがメインで、アリーだけを取り上げているように先入観を抱いていましたが、違いました。
ジャックにもスポットがしっかり当たっていたんです。ライブでクールな一面を見せ、時にはお茶目な一面もあり、人間として堕落した部分も持っていて、
一人の人間、一人の男がありありと描かれているんです。そこには多くの苦労があり、彼自身の悩みがありました。
正直僕はジャックについて描かれている場面の方が感動しました。気になる方はぜひ、その目で確かめてみてくださいね。
カッコイイ男が何か分かる
ロックスターでありつつも、一人の男として登場する「ジャック(ジャクソン)」。彼の魅力は本当にカッコイイということです。
もちろん容姿もかっこいいのですが、「本当にかっこいい男ってこういう人なんだなぁ。」と気づかされるぐらいの魅力がありました。
かっこいい演出になっているのは分かりますが、かっこいいと感じたのはライブのシーンだけじゃないです。むしろライブシーンよりもカッコよかったシーンがあります!!
それはこの映画を見れば、分かると思いますよ。
ラストシーンは涙腺崩壊
僕はラストにたたみかけてくる映画が好きなんですけど、「アリースター誕生」もラストが素晴らしかったです。
ストーリー的にあまり、どんな感じか教えることはできませんが、
アリーの圧倒的なものが見れます。そのものとは演技面でもそうですし、歌唱面でもそうです。何よりストーリーの展開から
ラストの素晴らしい場面にたどり着くまでのプロセスなんかも感動しました。
映画を観る前に僕が予想していたようなラスト、終わり方ではなかったです。良いように裏切られた感じですね。でもそこが感動の嵐でした。
映画「アリー スター誕生」の評価
出典:THE RIVER
この映画は、世界各国で高い評価を得ていて、「ゴールデングラブ賞」も受賞していますし、「ベストディレクター賞」、「ベストアクター賞」、「ベストアクトレス賞」、「ベストオリジナルソング賞」も受賞しています。
「アリー スター誕生」について僕はもちろん、高評価です。星で表すなら5つですね。
満点を超えるほどの良い評価です。しかし、他の人はどうなんでしょうか?
ということで、ここでは他の人の評価についても紹介します。↓
↑ここに書かれてある感想を見たところ、低評価の辛口のコメントも見られますが、高評価が多い印象を受けました。
↑の記事でも、評価の高い内容が書かれていました。
まとめると、10人見たら8人は高評価をつける映画です。
映画中の歌(オリジナルソング)が素晴らしすぎた!!
この映画では様々な曲が登場して、アリーとジャックが歌うんですけど、全ての曲が素晴らしかったです。
そしてエンドロールで、曲の詳細について見ているとレディーガガが作詞・作曲したものがほとんどだったんです。
それを見てレディーガガのすごさを実感しました。しかも「ベストオリジナルソング賞」をという名誉ある賞ももらっているので凄すぎですね。
注目の曲「Shallow」
レディーガガが作詞・作曲・プロデュースした名曲「Shallow」。この曲は映画の中でも重要な曲なんですけど、
聞き惚れてしまう魅力は何と言っても、歌詞です。
自分の人生、現実、などに対して婉曲的に、暗めのフレーズで表現されています。
それが僕たちの心に染みるように入り込み、胸を打たれます。
他にもたくさんの素晴らしい名曲が映画で登場するので観るしかないですね。
映画の圧倒的なサウンドによって、聞こえ方も素晴らしかったですし。
ちなみにサウンドトラックも販売されていました。
アリー/ スター誕生 サウンドトラック [Explicit] posted with カエレバ レディー・ガガ & ブラッドリー・クーパー A Star is Born OST 2018-10-05 |
アリー スター誕生のメイン出演者は?
主演はレディーガガ(アリー)
アーティストとして有名なレディーガガさんですが、これまでに映画に出演しているのを目にしたことがあります。(マチェーテ・キルズ)
しかし、主演というのは、この映画が初めてのようです。
初めての主演と聞いて驚いたんですけど、堂々な演技で演技力も抜群にうまかったです。レディーガガのアーティストとしての一面の他に
役者としてのポテンシャルを終始観ることができました。
シーンに沿って素晴らしかった部分を話すとネタバレになってしまうので、あまり触れませんが、映画史に残るほどの名演技でしたよ。
ブラッドリークーパー(ジャック)もメイン
出典:海外ドラマ情報
ブラッドリークーパーといえば、「ハングオーバー!」というコメディ映画や「アメリカンスナイパー」という映画で主演を務めていましたよね。
有名なので、他の映画でも見たことあると思います。
「アリー スター誕生」ではブラッドリークーパー演じる(ジャック)もメインのような存在でした。
映画の中では下手したらアリーよりもフォーカスを当てられていたかもしれません。
クールでかっこいい時もあれば、呑んだくれて堕落した人間に陥る面なども見せてくれて、人間よりも人間らしさを演技で表現していたのが素晴らしかったです。
サム・エリオット(ボブ)の演技がすごかった
僕が一番絶賛したいのがこの「サム・エリオット」という役者さんです。
映画中では(ボブ)というジャックの兄貴の役を演じているんですけど、過去のことでジャックとは仲が悪いのですが、
一緒にバンドのツアーを回っているという複雑な関係でした。
そんな複雑な関係の兄弟って結構いると思うんですね。それを見事に表現していて、兄貴ならではの表情とかフレーズとか、感情とか、
とにかく、うまくやれない感じを繊細に演技していました。
そして、今でも覚えている1つのシーンがあるんですけど、そのシーンだけは一生忘れることはないと思います。
アリー スター誕生は実話なの?
あまりにも、細かいストーリー設定なので、実話なのかと思っていましたが、調べて観たところ、「アリー スター誕生」は実話ではないようです。
この映画の、告知やCMを見たときは、なんとなく実話を元に描かれているのかと思っていましたが、違いました。
それにしてはすごい、アーティストの一面として、リアルに表現されていたんですよね。
しかし、この映画にはモデルになった人物がいるんです。あるアメリカで有名なアーティストなんですけど、
詳しく知りたい方はこの記事がおすすめです!↓
アリースター誕生は実話?評価や感想は面白い?感動した?吹き替えは
アリー スター誕生をまだ観てない方へ
最後に「アリー スター誕生」をまだ観ていない方に向けて、一言。
面白いとか、最高だったとか、いろいろな言葉がありますが、そんな言葉じゃ表現できないくらい、素晴らしい作品でしたよ。
映画史に残るような作品なので、公開期間が終わる前に映画のスクリーンで、実際にその目でみておくのがおすすめです。
あとで後悔しないように!
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