この記事では、脱毛器の種類について詳しくまとめています。
「IPL、フラッシュ式、レーザー式、冷感とか色々見かけるけど、どういう違いがあるの?」
「IPLとはなんぞや?」
「冷却って凍らせて脱毛するタイプなの?仕組みが気になる」
数多くの脱毛器が登場している今、このような疑問を抱える人は多いのではないでしょうか?
確かに、アマゾンや楽天、ヤフーショッピングなどで「脱毛器」と検索すれば、IPLやレーザー式、フラッシュ式、中には永久脱毛を謳っているものまで見かけます。
値段も幅広く1万円以下で購入できるものから約7万円程度するものまで実に様々。
そもそも脱毛器の種類について知らない上、選択肢が多すぎますよね。
そこでこの記事では、脱毛器の種類について分かりやすくまとめてみました。
この記事を読むことで脱毛器にはどんな種類があり、それぞれどのような特徴を持っているのか?分かります。
また、個性的な機能を持った脱毛器なども紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
それではまず種類から見ていきましょう。
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脱毛器の種類
脱毛器の種類をざっくりカテゴライズすると3つに分けられます。
- IPL・フラッシュ式
- レーザー式
- 冷却式
ここから一つ一つ特徴を解説していきたいと思います。
IPL・フラッシュ式
まずは、IPL・フラッシュ式の脱毛器です。
一般的な脱毛器というのは全てこのタイプに当てはまり、有名で人気のある「ケノン」や「ブラウン」、「脱毛ラボホームエディション」などもIPLの光脱毛を採用した脱毛器ですね。
IPLというのはムダ毛の黒い色素であるメラニンにだけ反応する特殊な光技術のことで、これを肌に照射することでムダ毛の毛根の組織を破壊してくれます。
これによって、脱毛を可能にし、ツルスベのお肌に仕上げてくれるわけです。
ちなみに、脱毛サロンや人気クリニックなどのほとんどもIPLを採用していますよ。
IPL・フラッシュ式の特徴は肌に優しい脱毛ができることにあります。
黒い色素のみに反応する光を肌に当てるだけなので、肌への負担が少なく、また照射レベルを設定することで痛みも軽減できる仕様です。
その上、フラッシュ式は連続照射が可能なものが多く全身を一気にパパパッと脱毛していけるので手間もかからない利便性。
また、中にはこのIPLの優しい光をうまく利用して美顔器としても扱うことができる脱毛器も多くあります。
光のエネルギーを肌に照射することでフォトフェイシャル効果を発揮し、ニキビや肌荒れ、赤み、くすみ、しみ、シワ、黒ずみなどを改善してくれる効果を持っているので嬉しいですね。
脱毛器でありながら、美顔器としても使うことができるのでおすすめです。(脱毛器によっては脱毛モードしか使えないものもあるので、詳しくは各商品ページをご覧ください。
レーザー式
続いて、レーザー式の脱毛器です。
レーザー式というのは照射威力が高く、フラッシュ式よりも毛根にガツンと熱エネルギーを伝えてくれるタイプになります。
日本では、トリアという脱毛器が唯一のレーザー式と言われているのですが、照射による出力がかなり強い分、照射面積が小さいという弱点もあるんですね。
そのため、レーザー式の脱毛器は部分脱毛する際におすすめです。
全身脱毛するには照射面積が小さいすぎて時間と手間がかかり過ぎてしまいますが、部分脱毛なら超優秀。
例えば、脇毛やvioなどのデリケートゾーン。
男性なら髭などを脱毛する際にレーザー式の脱毛器を重宝します。
これらの部位というのは硬くて太い毛が密集するため、脚や腕などといった比較的脱毛しやすい部位よりもかなりの脱毛期間が必要なんですね。
その点、レーザー式は照射威力がガツンとまっすぐ根元にパワフルな光線を届けてくれるので効果を早く実感できるという特徴があります。
出力が強い分、痛みも強くなってしまいますが、剛毛の方や早く綺麗に仕上げたい方におすすめの仕様と言えるでしょう。
冷却式
最後に冷却式の脱毛器です。
実はこの脱毛器、普通にIPL・フラッシュ式と同じタイプなんです。
クーリングを使った脱毛技術でもあるのか?と思っていた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は冷却というのはただの機能にすぎず。
IPL光脱毛の際に肌に伝わる熱エネルギーをケアする機能でしかありません。
そのため、冷却技術で脱毛するわけではないので注意してくださいね。
記事のボリュームを出す目的で、あえて冷却式を取り上げてみましたが、脱毛器としての仕組みはIPL・フラッシュ式と全く同じです。
この冷却機能というのは、照射する前後に使用するのですが、肌をクーリングしてあげることで「痛み軽減」と「ムダ毛の引き締め」という2つのケアを行ってくれます。
冷却機能つき脱毛器の中には、照射と同時にクーリングを行ってくれるなんて物もあり、冷やし機能だけでも特徴があります。
そのため、痛みが苦手な方には嬉しいですし、脱毛後に綺麗に整えたい方などにもありがたいと思います。
(冷却機能がない脱毛器でも保冷剤を使用してあげれば問題ありません。)
冷却機能がついていれば、脱毛器を使う際に毎回保冷剤を用意する手間が省けるので、まぁあったら嬉しいかな程度の機能といった印象ですね。
【注意】永久脱毛できる脱毛器はない
ここで一つ注意して頂きたいことがあります。
Amazonや楽天などのECサイトで脱毛器を調べていると、『永久脱毛』効果があるように謳っている脱毛器をよく目にすると思います。
しかし、この脱毛器には永久脱毛効果など備わっていないので注意してください。
IPL・フラッシュ式の脱毛器もレーザー式の脱毛器もツルツルの状態を保っておけるのは期間が限られています。
それは有名脱毛器であるようなケノンやブラウンなどでも一緒です。
トリアなどの本格的なレーザー式脱毛器であっても、永久脱毛効果はありません。
永久脱毛というのは医療機関でしか受けることができず、医療用のレーザーを使うことでようやく実現できるレベルなので、家庭用脱毛器などでは無理なんですね。(2020年現時点では不可能ですが、今後登場する可能性はあるかもしれません。)
医療用のレーザーというのは超強力な照射威力でムダ毛を脱毛していくもので、だいの大人でも号泣するレベルの痛みだそうです。(値段も高額。)
その痛みは尋常ではなく、麻酔をかけて痛みを和らげるレベルなので、そこまでの威力を出せるものが家庭で使えるはずがありません。
上記のことからも分かるように永久脱毛したい方は医療機関で脱毛しましょう。
また、永久脱毛せずとも2〜3ヶ月程度は肌をツルスベに保つことは脱毛器でも可能ですので、あらかじめその程度の脱毛効果を得られると把握した上で使用していくのが一番ですね。
便利な機能が備わった脱毛器
ということで、ここまで脱毛器の種類をざっくり紹介してきましたが、それぞれの機能性を見ていくと個性の違いが明らかになっていきます。
ローラー機能付き
まずはローラー機能付きの脱毛器ですが、これはヤーマンのレイボーテシリーズに見られる特徴です。
シンプルにコロコロ転がる回転物が脱毛器の胴体についており、それを肌に沿わせながらスムーズに照射してくれるタイプですね。
「え、それいる?」って思う方もいるかもしれませんが、このレイボーテシリーズ。
使用感に関する満足度がずば抜けて高いアイテムなので、侮れない機能なんです。
美顔器機能付き
次の機能が先ほども軽く紹介しました「美顔器」ですね。
最近登場している脱毛器のほとんどにこの機能が備わっており、IPL・フラッシュの光を利用したスキンケアモードを搭載してあります。
効果の実感度は徐々にといったところですが、長期的に利用することで美肌に仕上げることが可能です。
ちなみに、ケノンやブラウンだけでなく中国製の激安脱毛器にも付いている機能ですね。
超高速連射式
続いて、超高速連射式。
これは撫でる脱毛器とも呼ばれる「ドクターエルミスゼロ」などに見られる機能なのですが、言葉の通り、超高速で照射し続けてくれます。
脱毛器をサッと肌に滑らせるだけで脱毛ができてしまうことからついた異名がなでる脱毛器。
爽快感のある脱毛を再現してくれる頼もしいアイテムですね。
専用の化粧水を吹きかけて使うサロン式
続いての機能が専用の化粧水を吹きかけて行うという本格的なものです。
こちらはミュゼの脱毛器を見るとわかりやすいのですが、専用のミスト型化粧水を肌に吹きかけてから照射します。
これによって肌の負担を減らしながら脱毛し、同時にスキンケアも行ってくれるんですね。
脱毛サロンで行う一通りの流れを自宅で再現できてしまうので、驚きです。(もちろん、化粧水のコストは上乗せでかかりますが。)
毛抜き式
次に毛抜き式の脱毛器です。
こちらは海外製の脱毛器によく見かけるのですが、日本語で表すと若干が語弊があるので注意してください。
このタイプは光脱毛とは違い、そのまま毛を引き抜くのが特徴です。
毛をアタッチメントが絡めとり、その状態で優しくスルッと毛を引き抜いてくれるのですが、痛みは毛抜きと同じレベル。
抜いてもまたすぐに生えてくるので、長期的なツルスベ肌に仕上げることもできません。
痛み軽減機能付き
次に紹介したい機能が痛み軽減機能です。
こちらは、痛みが苦手な方に向けて開発された機能で、人気脱毛器の「スムーズスキン ミューズプロ」などに備わっています。
照射のパワーを落としながら、痛みによる不快感を除去してくれるので肌をとことん労わりながら優しい脱毛を可能にしてくれます。
肌色認識機能付き
最後に紹介したい機能が肌色認識機能です。
スキントーンセンサーが搭載された脱毛器にはこのような機能が備わっており、使用者の肌の色を認識し、その人にぴったりあった照射レベルを教えてくれる特徴があります。
一般的に、この機能は高級な脱毛器に備わっている印象。
脱毛器ブラウンシルクエキスパートなどの海外製のものにも搭載されているものが多いです。
まとめ
ということで今回は脱毛器の種類について詳しく特集してみました。
ここまで読んで頂ければ、脱毛器の種類に加え、それぞれの機能の特徴なども理解できたのではと思います。
最後にこの記事の重要な部分をまとめて終わりたいと思います。
- 選ぶときの基準ですが、普通に全身を綺麗に脱毛したい方はIPL・フラッシュ式の『ケノン』などがおすすめです。
- また、髭やvio、脇などの一部だけを脱毛したい場合はレーザー式の『トリア』が良いでしょう。
- 冷却機能はなくても問題ありませんが、あれば保冷剤を用意する手間がなくなります。
- 2020年時点では完全に永久脱毛できる家庭用脱毛器は存在しません。
- 脱毛器の種類で分けても、機能面でさらに個性が変わってきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
このブログでは数多くの脱毛器について特集していますので、脱毛器選びの際には参考にして頂けるかと。
個人的に一番おすすめの脱毛器はケノンなのですが、その脱毛器界の王と言っても過言ではないスペックのスゴさをこちらの記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。